使い方次第で便利な銀行カードローン

生活をしている中で想定外の出費って少なからずありますが、皆さんはどうしていますか?もちろん貯金で賄えれば良いですが、けっこうギリギリのときには貯金を崩すのも躊躇してしまいます。そんな時のもしもの保険で便利なのがカードローン!
今では金融機関ごとに種類が豊富なので、せっかく作るのなら自分に合った商品を選べるよう比較することは大切です。

カードローンの種類と審査の難易度を比較

まずは発行している金融機関を大きく分けると①銀行、②信販会社、③消費者金融に分けられます。
特徴がそれぞれ違うのですが、(a)金利、(b)審査難易度、(c)格という3つの比較基準で特徴を見てみましょう。

 

(a)金利  (b)審査難易度  (c)格
 ①銀行  低い  難しい  高い
 ②信販会社  やや高い  やや易しい  やや高い
 ③消費者金融  高い  易しい  低い

金利や難易度というのはよく比較対象になりやすいため、分かりやすいと思いますが、格というのはピンとこない方が多いのではないでしょうか。
例えば、車のローンを申し込みたいと思ったときに既存のカードローンの残高が50万円ある場合、同じ50万円でも銀行カードローンなのか消費者金融カードローンなのかでは審査からの見られ方が違うということです。
この見られ方の違いを格と表現しています。当然、格が高い方が審査からの見られ方が良いということです。
ようするにカードローンを利用した後の印象ということです。
生活していく中で、カードローン以外にもローンを利用することはあると思います。
例えば、住宅ローンや車のローン、教育ローンやリフォームローンなど多々あります。
そのような目的型ローンにおける審査において、カードローン残高がある場合とない場合とではやはり差があります。そして、そのカードローンを発行しているのがどこかという観点においても若干印象が良いのが銀行カードローンであり、反対に印象が悪いのが消費者金融カードローンなのです。
消費者金融カードローンは今でこそCMや看板などの影響で誰でも気軽に手軽に作ることができていますが、以前までは持っていることさえ良いとはいえないものでした。
その感覚が審査にはまだ残っており、やはり銀行側からみると消費者金融の借入があると銀行カードローンよりもマイナスポイントとなるようです。
作るならば銀行カードローンのほうが良いことが分かります。

カードローンを選ぶ際のポイントは?審査の仕組みは?

①金利、②返済金額、③申込可能年齢、④審査難易度、⑤付帯保険
上記5つは選ぶ際のポイントとして重要です。

①金利

金利には下限金利と上限金利があります。商品ごとに違うため、比較の際は要チェックです。ここでまず見なければいけないポイントは「上限金利」です。例として2社のカードローンを比較して見てみましょう。
A社:金利1.80%~14.60%
B社:金利1.70%~17.80%
A社のほうが下限金利は1.80%とやや高いですが、上限金利はB社のほうが17.80%と消費者金融並みの高金利となっています。
審査の結果、金利は通常であれば上限金利かそれと同率程度になることが多いです。
下限金利まで金利が落ちることはまず無いと思って良いでしょう。
となると、金利で商品を選ぶ際には上限金利の低い商品を選ぶということが重要ということを忘れないようにしてください。

②返済金額

通常、カードローンの返済は残高スライドリボルビング返済方式です。
借入金額や金利によってその月の返済金額が異なる方式です。そして商品ごとにその異なる返済金額が違ってきます。
上記A社とB社では借入金額が30万円の場合に返済金額がどう違ってくるか見てみましょう。
A社:返済金額6,000円
B社:返済金額7,000円
月々1,000円も返済金額が違ってきます。
早く返済することも重要ですが、個人的には月の返済金額は少ない方がキャッシュフローも安定しやすいので、カードローンにおける返済金額は金利の次に重要なポイントではないでしょうか。

③申込可能年齢

申込可能年齢も商品によって差が出てきます。どの商品も下限年齢は20歳からが多いですが、上限年齢に差が出やすいです。
上記のA社とB社でも微妙に違います。
A社:申込可能年齢20歳以上65歳未満
B社:申込可能年齢20歳以上69歳未満
A社では65歳未満なのに対し、B社では69歳未満なのでその差は4歳あります。
最近では高齢の方でも働いている方も多いですから、今後申込可能年齢も高めに緩和されていくかもしれませんね。

④審査難易度

これは前述の「カードローンの種類と審査の難易度を比較」でも取り上げましたが、銀行と消費者金融では大まかに言うと難易度は違います。
理由はたくさんあるのですが、大きな理由は与信判断のノウハウの差です。
銀行の業務は預金、融資、為替が三大業務とされていますが、融資に占める個人ローンの割合は最近でこそ各行とも増えてきましたが、以前はほとんどが法人融資だったため、個人ローンの割合がそもそも少なかったのです。それに対して、消費者金融は個人向け融資がほとんどですので、その中で蓄積された与信判断のノウハウがあるのです。銀行では審査に落ちたのに消費者金融では審査に通ったという話を聞くのはその理由もあるのです。しかし、そこまで大きな差はないので銀行ではダメだったけど消費者金融では通るだろうというような安易な申込みはあまりおすすめできません。

⑤付帯保険

付帯保険とは「団体信用生命保険」のことを指します。
団体信用生命保険とは簡単に言えば、亡くなってしまったら亡くなった時点の借入残高がゼロになる保険です。住宅ローンなんかには付帯していることが多いですが、商品によってはカードローンにも付帯できる商品もあります。保険料は金利の中に含まれているため追加で払う必要はありませんが、生命保険なので加入には告知事項をクリアしなければなりません。加入に関してデメリットは感じないため、加入できる方は加入すべきだと個人的には思います。
最近ではある銀行のカードローンでガン保障付き団体信用生命保険に加入できる商品も出ました。死亡保障に加えてガンと診断された際にも残高がゼロになる保険です。ぜひ付帯保険という観点からも商品を選んでみてはいかがかと思います。

銀行カードローンの審査の仕組みと審査基準

銀行カードローンの審査の仕組みには個人信用情報機関の存在が審査をするうえで重要といえます。まずは簡単に個人信用情報機関について説明します。

個人信用情報機関とは

日本には(a)CIC、(b)JICC、(c)KSCという3つの個人信用情報機関があります。
(a)CIC
主に割賦販売などのクレジットカード事業を営む企業を会員とする個人信用情報機関です。いわゆるクレジットカードの支払情報やスマートフォン端末代金の分割支払情報、トレーニングジムの会費の支払情報なども載っていたりもします。

JICC(日本信用情報機構)

主に貸金業やクレジット事業、リース事業、保証事業、金融機関事業等の与信事業を営む企業を会員とする個人信用情報機関です。
CICと被るところはありますが、リースなどの情報はCICに載らないこともあるので、JICCのみにのる場合もあります。

KSC(全国銀行個人信用情報センター)

主に金融機関とその関係会社を会員とする個人信用情報機関です。
銀行でこの信用情報機関に加盟していない銀行は無いと思うくらい、銀行においては重要な機関です。

この個人信用情報機関の信用情報こそが審査と大きく関係してきます。
まず、銀行カードローンの審査にあたって一番重要なのはCICです。
CICの信用情報は本人が載っていないと思うようなものも載っています。
例えば、前述した携帯端末の分割支払い代金です。携帯端末代金は通常は毎月の携帯電話料金とセットになっていることが多いので、分割払いという感覚がないものです。しかし、CICの信用情報にはしっかりと載っています。ということは、携帯料金を毎月しっかり支払っていないとCICに延滞情報として載ってしまうことがあります。もちろん頻度にもよりますが、これが原因で審査落ちしてしまうこともなくはないのでポイントとして抑えるようにしましょう。そして、携帯電話だけでなく、信販会社を経由して銀行口座から引き落とされているものはCICに載っているものだと思っていてください。それが分割払いでなくても同じです。
また、銀行によってはCICに加盟していない銀行もあります。そのような銀行は保証会社がCICに加盟していることが多いですが、直接CICに加盟している銀行に比べてやや審査の難易度も下がる傾向にありますので、CICに加盟しているかしていないかは要チェックかもしれません。

ブラックリストって?

よくブラックリストに入っていると審査には通らないと言われています。
しかし、本当はブラックリストというリストは存在しません。もしかしたら金融機関ごとには存在しているのかもしれませんが、それがあったとしてもあくまでもその金融機関内でしか共有できません。信用情報機関にはブラックリストは存在しません。
ただし、信用情報の中にもブラックリストとまではいきませんが、載っていたら非常にマイナスとなる情報があります。それを「異動情報」といいます。
異動情報となってしまうのに明確な判断基準はありませんが、一説では60日以上の延滞をしてしまった場合に載ってしまう可能性が高いそうです。そして、異動情報として一度載ってしまったら、その延滞が解消された日から5年間は載り続けてしまいます。
CICにはローン以外のものも載ると書きましたが、ローン以外のものについても60日以上払わないと異動情報として載ってしまうので注意してください。
また、信用情報には2年前まで遡って各クレジットカードやローンなどの支払状況が記載されているので、2年間延滞をしているかしていないかが鍵になってきます。2年より以前でしたら問題ないですが、直近で延滞をしている場合はそれが延滞情報として載っているか載っていないかも確認すると良いでしょう。
さらに、銀行に限らずローンやクレジットカードなどの審査を要するものに申し込んだら信用情報が照会されますが、その照会履歴は信用情報に半年間残ることになりますので、直近で何社も申し込んでいると審査に通りづらくなってしまいますのでご注意ください。

審査はすべて機械で行っているの?

銀行カードローンの審査は機械が担うことが多いです。
もちろん銀行によっては機械に加えて人が審査をすることもあります。
これはいわゆるその人の属性(年収、勤務先、年齢、他社借入、信用情報)から総合的な判断でまず機械がふるいにかけます。そのあとに人が見直す形で結果が出るパターンということです。
銀行カードローンというものは、その人の表面的なことからでしか審査がされないということが多いです。ですが、審査結果にもさまざまな結果があり、申請金額のまま審査に通ることもあれば、申請金額より減額となる場合もありますし、残念ながら審査に落ちることもあります。これに金利も関係してくるので本当に十人十色の結果となります。
残念ながら審査基準は各銀行によってバラバラなので一概にはいえないのですが、人が審査に絡むと審査に通る確率はほんのわずかだけ上がるのではないかと思います。

審査に臨むにあたって

審査に臨むにあたって自分の信用情報を知ることがすごく重要です。
信用情報を知るということは少なくともCICに載っている個人信用情報は把握しておいたほうが良いと思います。もちろん、自分の信用情報に自信がある方や、借入も全くなくクレジットカードも延滞等したことがないという人は必要ないかと思います。
しかし、借入が多い方や延滞をしたことのある方、過去に延滞をしたがいつか覚えていない方などは信用情報機関に行けば500円で、ネットであれば1,000円で自分の信用情報が見ることができるので確認しておくことも良いのではないでしょうか。
そして、審査にあたっては正直に申告することが重要です。
例えば勤務先は電話確認がありますし、年収についても所得の分かる書類を提出する場合もあります(最近では証明書不要の場合が多いですが)。他社借入をごまかした場合でも信用情報機関に照会したら必ずばれますので、確実に正確に答えるためにも信用情報機関で確認しておくことは良いと思います。

まとめ

銀行カードローンはうまく作ることができれば、もしもの時の備えとして非常に便利に利用できます。もしもの時の備えとしてカードローンがあれば心の余裕にもなりますし、使い方を間違わなければこれからの人生設計においても有益になることも多いです。
そして、作るにあたっては商品ごとの特徴を比較したうえで選ぶことをお勧めします。
少しでも自分の信用情報に不安がある方は信用情報機関で確認し、あまりにも延滞が多い方や異動情報が載ってしまっている方は申込みを控えておくのも判断として必要かもしれません。ただし、延滞が多くても異動情報があっても審査に通ることもあります。
そのあたりはご自身で勝負に出るか、引くかを判断してください。
最後に、これからカードローンを作りたいと思う方はくれぐれも使いすぎにはご注意ください。