銀行からお金を借りることができない人とはどういった人でしょうか。一般に、お金を借りる際にはその人の信用情報などが重要になってきますが、そもそも信用情報とは?
ここでは「もしかしたら私もあてはまるかも?」といった不安を取り除くためにも、どういう人が銀行からお金を借りることができないかをご説明します。

お金を貸す際に銀行が重視しているもの

銀行が、お金を貸す際に重視しているものは、大きくわけて下記の3つになります。もちろんこれ以外にも重視していることはあるのですが、まずは最初にこの3つの情報を調べます。

信用情報

信用情報とは、名前の通り、その人の信用に関わる情報です。具体的には、過去に借り入れをし、返済が滞ったりすると、その信用情報にその旨が記載されてしまいます。

信用情報とは主に個人を識別するための氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先、年収などの個人属性情報と、契約内容や契約日、返済や決済の遅滞状況などの利用情報の2つから成っています。

決裁の延滞や代位弁済(保証会社が代わりに一括弁済すること)、取引停止などの事故情報(いわゆるブラック情報)は銀行が信用情報を見る際に最も重要視する情報で、過去にもしこのように借り入れの滞納がある場合は、審査の上で一発アウトになる可能性があります。

そうならないためにも、返済は必ず期日までに返済できるよう、きっちりと計画を立てることが、大切です。

また、一度滞納してしまうと、その情報は5年から10年間は記録が残ると言われています。また滞納に関しては通常61日以上支払いが遅滞した場合に、記録が残ってしまいます。

もしも借り入れをするのであれば、一番預金残高が残っている銀行からの引き落としにすることが無難でしょう。

お金はあるのに、つい銀行にお金を入れることを忘れてしまい、滞納状態となり、それが2ヶ月続くと、ブラックリストに記載されるのであれば、自身の口座残高を把握できない人は、極力残高が一番多い銀行からの引き落としにするか、もしくは、銀行からの銀行への資金移動を自動でできるよう手配することが必要でしょう。

年収

年収に関しては、当たり前ですが、高ければ高い人ほど審査が有利になります。

しかし無職や、低所得者の場合は、審査で落ちる可能性があります。

消費者金融から借りる際は、総量規制により、年収の3分の1までが借入することができる限度額ですので、例えば年収300万円の人であれば、100万円までは借りることが可能という事になります。

しかしそれは他に借り入れがなかった場合ですので、注意しましょう。

また、銀行から借り入れする際、消費者金融のように総量規制がなく、銀行法が適用されますので、年収の3分の1を超えていても借りることができます。

例え年収がゼロであっても、借りる金額次第では、可能という事になります。

ただ、年収がゼロの場合に、どのように返済していくのかを重々吟味する必要があります。

他に返済できるあてがある、もしくは既に就職先を見つけており、そこからの収入で返済をする予定など、考えてから借り入れをするべきでしょう。

また、万が一審査に落ちた場合、信用情報に問題ないのであれば、次に年収が問題になってきます。

この年収に関しては、年功序列の会社で、年をとっていけば年収が上がるのであれば、年収が上がったあとに、もう一度審査にかければ、通る可能性もあります。

また、借り入れをする金額も大事になってきます。

先程消費者金融から借りる際は、年収の3分の1を超える金額を借りることができないという話をしましたが、具体的に考えていくとその意味がよくわかります。例えば年収300万円の人が、借入限度額の100万円を借りた際、3年で返すと計画したとしても、金利14%と仮定すると、月々の返済額は3万4千円ほどになります。

年収300万円の人の手取りやおよそ20万円とすると、そこから家賃、光熱費、携帯料金などを差し引くと、かなり苦しい生活になり、そこからローンの返済3万4千円がのしかかってくると考えると、やはり借り入れは年収の3分の1が限界というのも頷けます。

銀行の借り入れは総量規制がかからないからといって、年収の2分の1を借りるなどしてしまうと、生活する上でさらに借り入れが必要になってくるかもしれませんので、よく考えてから借り入れはしましょう。

また、審査に落ちた原因が年収である場合は、年収が上がるまで待つか、もしくは転職する、資格を取るなど、スキルアップを図っていくようにしていくことが大事でしょう。

職業

職業についてですが、コンビニのアルバイトのような他に替えが効くような職業と、弁護士のような難しい資格を取得し、競争がそこまで激しくない職業では、どうしても借り入れをする際に、審査に差が出てしまいます。

もし銀行から借り入れをすることができなかった場合、自身の職業に関係がある可能性もあります。

だからと言って、すぐに転職することは難しいでしょう。その場合は、今ある職業でトップを目指すことをお勧めします。

例えば先ほどのコンビニの例でいくならば、アルバイトよりも正社員の方が、信頼性が高いです。

ですので、まずはアルバイトから正社員になれるよう頑張ることです。

次に正社員になったのであれば、店長を目指していくべきでしょう。

どのような職業であったとしてもその道の頂点に立てば信頼もグッと上がり、より借り入れをする際に審査が有利になっていくでしょう。

逆に審査に落ちる人というのは、何度も転職し、職業も安定しなければ、収入も不安定な人の事です。

銀行側からすると、いい印象を持つことは難しいでしょうし、そもそも何度も転職する理由がはっきりしていればいいのですが、

単純に人間関係の悪化等、後ろ向きの転職では、借入するのも難しくなっていくでしょう。

逆に、自身のスキルアップや、収入アップのための転職であれば、また事情が変わります。

まだまだ日本には転職=悪と捉えている風習がありますが、最近は終身雇用の見直しや、年功序列の文化もなくなってきていますので、

一概に転職することが悪いというわけではありません。

しかし借り入れを必要とするのであれば、例えば住宅ローンでしたら、最低2年以上の勤務実績が必要とする場合が多いです。(銀行によっては3年の場合もあります)

ですので、住宅ローンを借りたいとお考えの方は、2年は同じところで働く必要があるでしょう。

住宅ローン以外のフリーローンでは、勤務年数も重要ですが、それよりも信用情報で過去の滞納がないかなど基本的なことがクリアーできていれば、審査に通ることが多いでしょう。

逆にマイカーローンやフリーローン、教育ローンなど様々な銀行が用意しているローンに対し、信用情報で問題がある場合は、ほとんど落ちる可能性があるので、注意しましょう。

借入金の総額について

借入金の総額については、先ほどお話しした通り、消費者金融から借りる際は、総量規制があるので、年収の3分の1が限度です。

しかし銀行から借りるのであれば、年収がゼロでも借りることは可能です。ただ、自身の年収と、計画を立てるのであれば、年収の3分の1を上限に借りるようにしましょう。

また、1社から借りて、2社からも借りる場合も、結局、総額で現在いくら借り入れをしているかを銀行側は見ていますので、そちらも注意が必要です。

多重債務かどうか

多重債務者とは、様々なところから借り入れをしている人の事です。

一つから借りても、それ以上そちらが貸してくれないのであれば、他から借り入れをし、そこでも限度額いっぱいになっているのであれば、また借り入れをどこかで探す、これは最悪な循環です。

このような人は審査に落ちる可能性が大です。というのもまず、多重債務に陥るという事は、最初の計画が甘いという事です。

最初から借りる金額と、返済予定をきっちりと考えておけば、このようなことにはなりません。

また多くの金融機関から借りてしまうと、計画を立てるのもより困難になってしまいます。

そうならないためにも、もし自身が多重債務者であるのであれば、まずは、借り入れを1本に絞り、そこから計画を立てて、返済していくべきでしょう。

まとめ

銀行からお金を借りられない人は、まずは借りることができるようになるため、安定した職に就くか、他に借り入れがあるのであれば、その借入を減らすような計画を立てることが大切です。また銀行から借りることができないのであれば、消費者金融などの方法もありますが、金利において銀行のほうが有利ですので、まずは銀行で借りることができるよう見直していきましょう。

また、一人で考えるのではなく、できれば銀行や個人事業をしているのであれば、会計士などに相談し、第3者からの意見を聞き入れながら、計画を立てていくべきでしょう。