郵便局はお金を貸してくれる

郵便局は身近にあり、馴染みの深い親しみの持てる存在です。ハガキや切手を買うために訪れる方や、口座を開設している方も多いはずです。知らない方も多いと考えられますが、実は郵便局ではお金を貸してくれます。どこにでもある郵便局だからこそ、お金を借りる方法を知っていると便利に使えるでしょう。

 

郵便局からお金を借りる2つの方法

ゆうちょ銀行からお金を借りる方法には

1.ゆうちょ銀行がお金を貸し付ける方法と、

2.他銀行の融資商品を代理で受け付けて貸し付けるものの2種類あります。

1は、ゆうちょ銀行にお金を預けている人限定で借りられるものです。緊急にお金が必要になったときなど、契約している定額貯金等を解約せずに済むように設けられている借り入れの制度と考えることができます。ただし、お金を借りるには担保が必要になります。
2は、スルガ銀行のフリーローンをゆうちょ銀行から申し込みができるというものです。

 

郵貯銀行HP

 

 

定額貯金を担保にお金を借りる方法

 

では、ゆうちょ銀行とどのような契約をしているとお金を借りられるかというとこれには3種類あります。
財形定額貯金と財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金です。この3種類の定額貯金を利用している人は、この貯金を担保にお金を借りられます。また、定額貯金と定期貯金を担保にお金をかりることも可能です。
ゆうちょ銀行を利用していて、上記の条件を満たしている方は急な入り用なときでも融資を受けられます。普通預金を利用しているけれど、上記の貯金を利用していない方は定額預金を始めてみるのもいいかもしれません。

 

財産形成担保貸付けと貯金担保自動貸付け

 

財形定額貯金、財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金に対しては財産形成貯金担保貸付けとして融資がされます。要するに上記の3つの定額貯金を担保にお金を貸すということです。
貸付けの期間は最長2年間で、2年以内に満期になる場合は満期までが貸付期間になります。財産形成貯金担保貸付けは、ひとつの貯金に1回まで貸付けるという仕組みです。
借りる場合は、ゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口で申し込みをします。返済の際も同じ窓口から返済します。もしも返済が不可能になった場合は、担保になっている貯金が払い戻されて返済に充てられることになります。

定期貯金と定額貯金を担保に貸し付ける融資のタイプは、貯金担保自動貸付けと呼ばれます。貸付け期間は2年で、満期日までが貸付期間です。貯金担保自動貸付けは、貸付け回数の制限はありません。
通常預金残高を超える払い戻しが発生したケースに、自動的に不足分が貸付けられる仕組みになっています。返済は、貸付金額や貸付利子を通常貯金に預け入れれば自動的に返済されます。
自動返済されるので手間いらずでいいのですが、返済が遅れた場合は担保の貯金が払い戻されて返済に充てられるので気をつけておきましょう。

貯金を担保にお金を借りる方法以外にも、国債や利付国債を担保にお金を借りる国債等担保自動貸付けもあります。ゆうちょ銀行の貯金窓口で購入した、個人向け国債や利付国債を担保に最高200万円まで融資を受けられます。
貸付け期間は借り入れた日から最長1年間です。返済は通常貯金へ返済額を預け入れて行います。返済が遅れると国債が売却されてしまうので、こちらも注意しましょう。

ゆうちょ銀行でお金を借りたときの利率と融資可能額

郵便局でお金を貸してくれるのはわかったものの、気になるのは利率と融資額です。返済時のことを考えなければいけませんし、借りられたとしても金額が足りなければ意味をなしません。ゆうちょ銀行からお金を借りる場合には、どんな形でお金を借りるかで限度額が異なります。
財産形成貯金担保貸付けは限度額が(預け入れ金額+利子)×90%、1契約300万円までになっています。利率は返済の約定利率×0.25%です。
貯金担保自動貸付けは限度額が預け入れ金の90%以内、限度額は総合口座通帳1冊で300万円までです。利率は担保定額貯金が返済時の約定金利+0.25%、担保定期貯金が約定金利+0.5%です。
国債担保自動貸付けの限度額は個人向け国債と利付国債の80%、限度額は200万円までになります。利率は、預け入れ期間の1年定期貯金の約定率に1.70%を足して計算します。
消費者金融や銀行のカードローンなどに申し込みをしたが、審査に通らなかったという話をちらほら聞くかもしれません。しかし、ゆうちょ銀行から貯金を担保にお金を借りる方法は、それほど審査の厳しいものではないようです。これは未払いが起こったときでも、担保を不足金に充てることができるためでしょう。

 

ゆうちょ銀行でお金を借りるときに必要なもの

 

ゆうちょ銀行からお金を借りるには当然のことながら、申し込み時に本人確認書類が必要になります。
本人確認書類として有効なのは運転免許証・運転経歴証明書、パスポート、国民年金手帳、国民健康保険証等の各種保険証、母子健康手帳、児童扶養手当証書・特別児童扶養手当証書、養育手帳、精神障害者保健福祉手帳、身体障害者手帳、個人番号カードなどです。
ゆうちょ銀行でお金を借りるときは、事前に準備しておきましょう。

 

ローンとキャッシング

ゆうちょ銀行がスルガ銀行の金融商品を代理で受け付けているものは「したく」と名付けられています。「したく」はスルガ銀行に委託しているローン商品で、郵便局の窓口で申し込みを受け付けています。このことから、「したく」はスルガ銀行の金融商品だと考えたほうがいいでしょう。
フリーローンは最高500万円まで借り入れが可能です。月々の返済は3000円からと、ゆとりを持った返済もできます。ただし、事業性資金には利用できません。フリーローンの他にも自己投資プランやオートプラン、ハッピープラン、エコプラン、リフォームプランなど7つの目的別ローンもあります。スルガ銀行カードローンしたく公式
申込み条件は、満20歳以上70歳以下の安定した収入がある方となっています。普通に働いている方なら、借りられる可能性のあるローンだと言えるでしょう。借り入れや返済はゆうちょ銀行ATMはもちろん、スルガ銀行やセブン銀行のATMを利用できます。
しかし、「したく」には、誰にも知られずお金を借りたいという方には向いていないローンというデメリットもあります。電話連絡もあり、審査後には必要書類が届き送り返した後に契約完了という方式です。この手続き後に、カードが発行され郵送されてきます。
上記のような過程を経るため、審査にはそれなりに時間がかかります。即日融資には対応していません。緊急を有するときには「したく」で借りるより、他の銀行や消費者金融を探すほうがいいでしょう。
また、お金を借りる方法には、ゆうちょ銀行が発行しているクレジットカードに当たるJPバンクカードのキャッシング機能を利用する方法もあります。限度額は50万円と少なくなりますが、担保は必要ありません。JPバンクカードの発行には、通常のクレジットカードと同じように審査が必要で、金利も高めで年利15%です。

 

万が一に備えて

これまで説明してきたように、ゆうちょ銀行ではお金を借りることができます。冠婚葬祭や病気、事故など急にお金が必要になることがこの先ないとも限りません。もしものときのために、各種定額貯金をして備えておくのもいいかもしれません。